ドイツの自動車産業は「中国に売却される可能性」-ロシア大統領経済顧問

メルセデス、BMWをはじめとするヨーロッパの自動車メーカーは、今後10年以内に「歴史の彼方へ消え去る」だろうと、マクシム・オレシキンが警告している。

RT
26 Dec, 2023 12:02

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の最高経済顧問であるマクシム・オレシキン氏は、火曜日に掲載されたインタビューの中でExpert誌に語った。

オレシキン氏は、中国はすでに世界第一位の自動車輸出国になっており、ヨーロッパの自動車ブランドにとって良い兆候ではないと指摘した。

「メルセデスやBMWのような企業が10年後に歴史の彼方に消えてしまっても、私は驚かない。ブランドとしては残るだろうが、中国に売却されたボルボの運命をたどるだろう。つまり、欧州車ではなくなってしまうのだ」と大統領補佐官は予測する。

オレシキン大統領補佐官によれば、「欧州メーカーは今や、5~10年前のような市場的優位性も技術的優位性も持っていない」のだという。

ブリュッセルがウクライナ紛争に対応して対ロ制裁戦を開始して以来、EU全体、特に工業大国ドイツは、この1年半経済危機に陥っている。その結果、EU圏は自国の産業の多くを支えていたロシアからの安価なエネルギーへのアクセスを失った。

今年初め、ドイツ自動車工業会のヒルデガルト・ミュラー会長は、エネルギーコストの高騰により、自動車産業の立地として「国際競争力を劇的に失いつつある」と警告した。

中国は今年第1四半期に107万台を販売し、日本を2位に追い落とし、初めて世界最大の自動車輸出国となった。中国国際貿易促進委員会(China Council for the Promotion of International Trade)のデータによると、1~10月の輸出台数は前年同期比59.7%増の392万台となり、その後もリードを保っている。

一方、制裁措置により欧州、米国、韓国、日本の自動車メーカーが撤退したことを受け、中国は2023年にロシア最大の自動車サプライヤーとなった。入手可能な最新のデータによると、1月から8月までのロシアの自動車輸入の92%を中国ブランドが占めている。

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