「アメリカは『フランケンシュタイン』国家を作った」-英国議員

イスラエルとウクライナは今やワシントンの独裁者、ジョージ・ギャロウェイが主張

RT
14 Mar, 2024 15:54

ウクライナとイスラエルに何十億ドルもの援助を行っているアメリカの政策が「モンスター」国家を生み出していると、イギリスのジョージ・ギャロウェイ議員が主張した。

RTで放送されているリック・サンチェスの番組『ダイレクト・インパクト』に出演したギャロウェイは、ウクライナへの欧米の援助をめぐる議論や、ガザ情勢をめぐるジョー・バイデン米大統領とベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相の対立について語った。

バイデンとネタニヤフ首相の最新の対立では、アメリカ大統領は、約150万人のパレスチナ人が避難しているガザ南部のラファ市に対するイスラエルの攻撃は 「レッドライン」であると主張している。ネタニヤフ首相は、自身のレッドラインは10月7日のハマスによる攻撃を「二度と起こさない」ことだと主張し、米大統領の主張にもかかわらず強行すると宣言した。

ワシントンを架空の科学者フランケンシュタインに例えて、ギャロウェイはサンチェスにこう言った。怪物はとんでもないことをする。ネタニヤフ首相や彼のような人物がイスラエルを牛耳っている。

イスラエルはアメリカの軍事援助の最大の累積受取国であり、毎年約38億ドル相当の武器や防衛システムが提供されている。

ギャロウェイ氏はまた、フランケンシュタインに例えてウクライナ政府にも言及した。ウクライナ政府は今や「クライアント国家」になっており、「ペイマスターに指図する国家」になっていると主張した。

「ウクライナは今、我々にまるで借りがあるかのように接している。今、ウクライナの指導者たちは、自分たちに多くのもの、数千億ドルを与えてくれた人々を侮辱している」とギャロウェイ氏は主張した。

今月初め、ウラジーミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領は、援助配分の遅れを批判する一方で、自国の西側支援者たちを「内政ゲームをしている」と非難した。

ウクライナのエレナ・ゼレンスカヤ大統領夫人は先週、多忙を理由にバイデンの一般教書演説への招待を辞退した。

アメリカはすでにキエフに約450億ドルの軍事援助を行っている。さらに600億ドルの軍事支援を含む対外援助法案は、共和党が支配する下院で停滞している。

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