トルコ地方選挙「野党CHP党が与党AKP党を破る」


Sputnik International
1 April 2024

トルコの放送局TRT Haberが発表した投票データによると、トルコの野党・共和人民党(CHP)が、投票用紙の50%が処理された後の市長選で、20年ぶりに与党・公正発展党(AKP)を上回った。

CHPの得票率は現在37.8%で、36.8%のAKPをわずかに上回っている。親クルド派の人民平等・民主主義党(DEM)は6%弱の得票率で上位3党の後塵を拝し、AKPと同盟関係にある民族運動党(MHP)は4%を切っている。

2001年に設立されたAKPは、2004年以降、すべての自治体選挙で第1位を獲得している。

2023年5月の大統領選挙と議会選挙に立候補した6つの野党の連合である国民連合は、投票結果が満足のいくものでなかったため、実質的に解散した。今回の市長選では、CHPが独走している。

一方、CHPのオズギュル・オゼル新党首は、予備選の結果を「歴史的な結果」であり、現政権への「明確なシグナル」であると評した。

「有権者は今日、非常に重要な決定を下した。今日、有権者は新しい統治概念を確立することを決定した。私たちが国民とともに作り上げた国民連合は、歴史的な結果を達成した。これまで無視されてきた人々は、今日この国を統治する人々に明確なシグナルを送った。この勝利に敗者はいないことを、私は皆に知ってもらいたい。今日、人々がどの政党に投票したとしても、敗者のように感じてほしくない」とオゼル氏は党本部で支持者を前に語った。

トルコ国民は日曜日、30の巨大都市を含む81都市の市長、市町村長、村長、地区長、村議会の選挙に投票した。

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