米国、1カ月足らずで5000億ドルの債務増加


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12 Oct, 2023 05:15

アメリカ財務省が先週発表したデータによると、アメリカの国家債務はわずか20日間で5000億ドル以上も急増し、33兆5000億ドルに達した。

財務省は9月18日、連邦政府が運営費を賄うために借り入れた金額は33兆400億ドルに達したと報告した。ワシントンが32兆ドルから現在のレベルまで引き上げるのに3ヶ月かかった。

法的には31.4兆ドルに設定されていた債務上限は、2023年1月に突破された。

米国経済の総生産高は25兆4600億ドルに過ぎず、国家債務をカバーするためには経済が33.5%成長しなければならないことになる。

ホワイトハウスはこの制限を撤廃するよう議会に圧力をかけている。6月3日、ジョー・バイデン大統領は超党派の債務法案に署名し、2025年1月まで上限を撤廃することを認め、経済的に悲惨なデフォルトを回避した。

債務上限引き上げに関する取り決めは、共和党と民主党によって数週間にわたって激しく議論された。歳出の優先順位をめぐる論争が長引いたため、下院で多数を占める共和党が財政責任法の支持を拒否するのではないかという懸念が高まり、この法案の承認が危ぶまれた。

デフォルト(債務不履行)に陥れば、政府の借り入れや支払い能力が制限され、海外の金融大混乱を引き起こし、他国の物価や住宅ローン金利に多大な悪影響を及ぼす可能性があった。

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