ポール・クレイグ・ロバーツ「パレスチナ人大虐殺は進行中か」


Paul Craig Roberts
October 24, 2023

パレスチナ人大虐殺か、それともイスラエルの敗北か?

ポール・クレイグ・ロバーツ

「ヒズボラがハマスとの戦争に参加すれば、イスラエルは『蛇の頭』を切り落とし、イランに対して軍事攻撃を開始すると誓う。」(https://www.dailymail.co.uk/news/article-12657495/Israel-attack-against-Iran-Hezbollah-joins-war-Hamas.html ) しかし、それは経済大臣が言っているだけで、軍事大臣やネタニヤフ首相が言っているわけではない。

イスラエル軍は、安全な距離から爆弾やミサイルを使って子どもや女性、老人を殺害したり、民間人を大量虐殺したり、病院などの社会インフラを破壊したりするのは得意だ。 しかし、イスラエル軍の戦闘能力と死傷者を出す能力には疑問がある。 数年前のヒズボラとの遭遇戦では、イスラエル軍は戦場から追い出された。

イスラエル軍のガザ侵攻は遅れ続けている。 イスラエル人は、兵士の防弾チョッキが足りない、ガザ侵攻のためにアメリカはイスラエルにもっと金を出せ、と主張している。 親イスラエル派のバイデン政権は、イスラエルがガザに地上軍を送り込むための実行可能な計画を持ち合わせていないことに懸念を表明し、イスラエル国防軍がハマス過激派を全滅させるという目標を達成できるかどうか疑問視している。https://www.rt.com/news/585653-israel-gaza-invasion-plan/ イスラエル軍がガザに進駐すれば、ヒズボラがイスラエルの他の地域を制圧する間、ハマスがガザを維持し続けるのではないかと懸念されている。 ネタニヤフ首相は現在、ヒズボラを核兵器で脅している。

イスラエルが核兵器を使用すれば、イスラエルは世界で孤立することになるが、イスラエルのアメリカの傀儡国家を除けば、イスラエルはすでにそうなっている。

イスラエルの成功に対する疑念が、イスラエルによるガザへの陸上侵攻がない理由だ。 その結果、アメリカの軍事・安全保障複合体の利益が減り、アメリカの新保守主義者たちは無関係になるだろう。

現状では、ヒズボラの介入と、ヒズボラを守るためのイランの介入は、イスラエルによるガザ侵攻にかかっており、イスラエルによる民間人への無慈悲な爆撃とインフラの全面破壊にかかっているわけではない。

現在入手可能な情報によれば、イスラエルは新たな計画を立てているようだ。それは、ガザ北部のガザ市を爆撃して瓦礫と化し、可能な限り多くのパレスチナ人を殺害し、残りをエジプトに追いやり、「道徳的な西側諸国と唯一の中東民主主義」が彼らをシナイ砂漠で死に追いやるというものだ。

ノーマン・フィンケルシュタインがクリス・ヘッジズに語ったように、西側諸国は誰もパレスチナ人大虐殺について何もしようとしない。 そして、イスラエルがガザに侵攻しない限り、ヒズボラもイランもそうしないだろう。https://www.paulcraigroberts.org/2023/10/22/israels-culture-of-deceit/

イスラエルと「道徳的な西側諸国」は、別の方法でこの問題に取り組んでいる。

www.paulcraigroberts.org