プーチン「EUに南京虫はそのまま放っておくように」と語る

ロシアの指導者、新たな制裁を嘲笑しながら欧州の害虫問題を嘲笑う。

Claudia Chiappa
Politico
November 2, 2023

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は西側の制裁を心配していない。

EUによる第12次制裁(ダイヤモンドから針まで、あらゆるものの取引が対象になる可能性がある)の見通しに直面したロシアの指導者は、この計画を馬鹿げていると一蹴し、ヨーロッパとその這い回る南京虫の問題にジャブを浴びせた。

「ガラクタは少ない方がいい。ヨーロッパの大都市から南京虫がやってくる可能性は低くなる」とプーチンは水曜日に冗談を言ったとロシア国営通信タス通信は報じた。

パリを含むヨーロッパのいくつかの都市では、ここ数ヶ月南京虫の蔓延と戦っている。小さな虫が公共交通機関に群がり、住民や公務員の間で警戒が高まり、都市を熱狂の渦に巻き込んでいる。

先月、フランスの諜報機関は、評判の高いフランスの新聞が書いたような偽の記事を掲載し、南京虫に対する恐怖を煽ったとして、ロシアのプロパガンダを非難した。

プーチン大統領の発言は、EUが対ロシア制裁の新ラウンドを準備している最中に飛び出したもので、溶接機、化学薬品、ダイヤモンドなどの輸出制限が盛り込まれるようだ。EUオブザーバーによると、リトアニアは「釘、鋲、画鋲」と「縫い針、編み針」の輸出禁止を含む計画を提案しているという。

プーチンは、ウクライナへの本格的な侵攻が2年を迎えようとしていることから、この提案を嘲笑し、西側当局者は「今や空想の中で不条理の極みに達しているに過ぎない」と述べた。

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