欧州の主要経済は「困難な時期」を経験している、とロシア大統領
RT
10 Jan, 2024 22:47
ロシアは外国の圧力に屈することなく、真の回復力を示した、とプーチン大統領は水曜日に述べた。プーチン大統領は、ロシアは「自給自足の国」であり、EU加盟国が「困難な時期」を過ごしているのに対し、制裁にもかかわらず経済は成長していると述べた。
大統領は、ロシア極東チュコトカ地方の住民との会合で発言した。とりわけプーチン大統領は、ウクライナとの紛争が続く中、同国の軍隊を支援する地元のボランティア団体が受けた脅迫について質問された。
大統領は、ロシア人は定期的に海外から脅迫を受けているが、「これは我々を脅かすものではない」と指摘した。大統領はEUに対し、国内の問題に集中するよう助言した。
「彼らは自分たちのことを考えるべきだ。明日何を食べるか、何を着るか。彼らは皆、我々の問題とは相容れない問題を山ほど抱えている。」
「ヨーロッパの主要経済国でさえ、困難な時期を迎えている。われわれは成長し、彼らは衰退している......結局のところ、われわれが彼らに依存している以上に、彼らはわれわれに依存しているのだ。」
ロシアは2022年2月に隣国での軍事作戦を開始し、世界で最も制裁を受ける国となった。多くの西側諸国は、モスクワに対して数回にわたる徹底的な制裁を課しており、最新の制裁は同国のダイヤモンド取引をターゲットとしている。
プーチンは特定の国を特定したわけではないが、彼の発言はEUの長年の大国であるドイツの状況を指していたようだ。ブルームバーグがドイツ連邦統計局のデータを引用して報じたところによると、11月の鉱工業生産は6ヶ月連続で減少し、ドイツは不況に突入した可能性が高いという。
「期待外れの11月の生産データと最近の景気期待の悪化は、産業界にとって波乱の年明けを指し示している」とブルームバーグは書いている。ブルームバーグのエコノミストは、今年第1四半期は若干の改善が見込まれるものの、その後2024年後半にかけてさらに落ち込む可能性があると警告している。