「NATO軍がウクライナに展開するのは時間の問題」- 安全保障・国際関係アナリストのマーク・スレボダ氏


Ian DeMartino
Sputnik International
2 April 2024

日曜日に、ロシア第9旅団のメンバーは、ペルボマイスコエの北西部の建物に旗を掲げ、村の大部分をロシアが支配していることを確認し、アヴデーフカの西にロシアがさらに前進していることを示した。

安全保障・国際関係アナリストのマーク・スレボダ氏は月曜日、スプートニクの『フォルト・ラインズ』に対し、ウクライナにとって状況がより絶望的になるにつれ、NATO軍がウクライナで「公然と」活動し始めるのは時間の問題だと語った。彼はまた、ウクライナが軍隊の撤退を余儀なくされるにつれ、さらなるテロ攻撃に訴えるだろうと予想した。

「彼らの絶望が増し、戦場におけるロシアの前進が速くなり、キエフ政権側の死傷者が増え、ロシア側の死傷者がはるかに少なくなると思う。彼らはさらに自暴自棄になり、パニックに陥り、テロ攻撃のような、言ってみれば型破りで汚いことをやり続けるだろう。最終的には、ウクライナの地にNATO加盟国の軍隊が堂々と旗を掲げて駐留することになるだろう。時間の問題だと思う」とスレボダ氏は説明した。

この発言は、ロシアがウクライナの国内情報組織SBUのせいだと非難しているクロッカス・シティ・ホールのテロ攻撃について、スレボダと共同ホストのジャマール・トーマスとメリク・アブドゥルが議論しているときに飛び出した。

スレボダ氏は、ウクライナはこのテロ攻撃の責任を認めていないが、彼らは最近、以前は否定していたロシアに対する最近のテロ攻撃のほとんどすべてを認めている、と指摘した。

「ウクライナ保安庁のヴァシル・マリウク長官は、ウクライナのテレビで、そうだ、われわれがやった、われわれがやった、と率直に語った。クリミアへのケルチ橋での不本意な自爆攻撃もそうだ。彼らはこれらすべてを認めており、これらはテロ行為であり、国家テロ行為である」とスレボダは説明した。

先週、ウクライナのテレビでマリウクは、ウクライナのメディアとの1時間のインタビューで、「公式には、我々はこれを認めない......」と述べた後、サンクトペテルブルクの混雑したカフェへの爆破テロで殺害された軍事ブロガーのヴラデン・タタルスキーや、ウクライナの元国会議員イリヤ・キュヴァなど、数々の暗殺の詳細を説明した。

ロシア当局は、クロッカス・テロ事件でマリウクを引き渡すようキエフ当局に要求している。

スレボダ氏は、ロシアは国際的なテロ・ネットワークを解体する過程にあるようだと指摘した。

「ロシア国内では、人々が拘留され続け、そして起訴される可能性がある。ロシアは明らかにトルコ政府とも接触しており、トルコ政府はイスタンブール郊外で数十人を拘束したと思われる」と、スレボタ氏は述べた。さらにスレボダ氏は、イスタンブール郊外に「ある種の訓練センター」があったという「未確認の報告」があると付け加えた。

しかし、たとえSBUがさらなるテロ攻撃に成功したとしても、ロシアの進撃を止めることはできない。

「永久に続くものはない。アヴデーフカの後、彼らは次の3つの町に急いで築こうとした最初の防衛線を数日で失った。少し離れたところでは、1カ月間防衛線を維持することができた。最後の町は、アヴデーフカの西にあるベルディチで、数棟の建物を守っていると思う」とスレボダはドネツク地方の状況を説明した。

ノヴォミハイロフカやペルヴォマイスコエなど、ドネツク地方の厳重に要塞化された町でのロシアの他の勝利に言及した後、スレボダ氏は西側メディアが現実を無視できないでいると指摘した。「私が初めて活字で見たのは、非常に反ロシア的なイギリス人ジャーナリスト、イアン・マーティンの『キエフ陥落について語る時だ』という言葉だったと思う。」

エマニュエル・マクロン仏大統領が、オデッサ地域のウクライナに軍隊を派遣する可能性があると発言したことについて問われた。 スレボダは、キエフ政権がフランス、カナダ、イタリア、ドイツ、イギリス、デンマークと安全保障を締結したことに言及し、「この紛争に関するロシアのアナリストや評論家の間では、多くの国々がキエフとの間で署名した安全保障に関する文書が取りざたされている。それらは主に武器や訓練、諜報活動の提供に関するものだった。しかし、基本的には、キエフ政権の領土を物理的に維持する責任を、国内のさまざまな地域で分担するという秘密の条項もあった。例えば、オデッサはフランスの管轄地域だった」と述べた。

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