Paul Creig Roberts
June 17, 2024
NATOのストルテンベルグ事務総長は、NATOが核兵器を貯蔵から取り出し、使用できるようにすることについて協議していると報告した。
ポーランドの大統領は、ロシア連邦を小さな独立国家に分割することを望んでいる。
中国は急速に核兵器に予算を費やしている。
ロシアとベラルーシは戦術核演習を行っている。
明らかに世界はハルマゲドンへの道を歩んでいる。
プーチンは警告するが、西側諸国は耳を貸さず、ロシアと中国に対して攻撃的な挑発を続けている。
西側諸国はどうやら悪に支配されているようで、破滅への突進を止めることはできない。
平和運動もない。西側の指導者たちは、平和を支持する人々を裏切り者扱いし、「ロシアの諜報員/スパイ」のリストに載せている。間近に迫った大惨事を警告する人々は、旅客機から引きずり降ろされ、パスポートを没収される。ウクライナ紛争への西側の参加に反対する作家はFBIの訪問を受ける。フランス陸軍参謀総長は、ウクライナ紛争ではプロパガンダで世論をコントロールし、どのような情報を公開するかを決める必要があると言う。つまり、戦争反対を阻止するためには、国民を闇に葬らなければならないのだ。
覇権主義的な態度をとる西側諸国は、世界を破滅に追い込んでいる。セルビアの大統領が強調したように、「列車は駅を出発した。そして誰もそれを止めることはできない。」
西側諸国の指導者たちの中で、戦争を止めようとする者はいない。4カ月後にアメリカ大統領選挙が控えているにもかかわらず、この戦争について公の場で議論されることはない。西側諸国全体が無頓着なのだ。