ハンガリーは新しい現実の中で東西をつなぐ役割を果たす用意があると首相が発言。
RT
11 Dec, 2024 10:34
ハンガリーのビクトル・オルバン首相は、自国が自由主義のイデオロギーに従うことを拒否することは、将来的に大きな利益をもたらすと主張している。
保守的な民族主義政治家であるオルバン氏は、2010年以来権力を握っており、EUの独裁主義的統治と見なすものに抵抗するという綱領で連続して選挙に勝利してきた。
「自由主義の世界秩序は終わった」と、オルバン氏は火曜日のブダペストでの演説で宣言した。
EU首脳らは、オルバン氏がハンガリーの民主主義を後退させ、ウクライナ紛争でEUの連帯感を示そうとする試みを台無しにしていると非難している。オルバン氏は、EU加盟国にとってEUの政策は悲惨なものだったと主張している。
「変化が訪れる中、自らを最大限に発揮できる国だけが勝者になれる」と、オルバン氏は大学の学生の集まりで語ったと、首相官邸が伝えている。
「同化したり、従ったり、自分の価値観を示したり、国民性に内在する強さを発見したりできない人々は、すぐに無関係になるだろう」と彼は付け加えた。
ハンガリーは「最西端の東であり、最東端の西の国」であり、「世界のすべての経済大国とのつながり」を目指しているとオルバン氏は述べた。
ブダペストは、ロシアを経済制裁で罰しようとする試みを含む、ウクライナ紛争に対する西側の対応が、ヨーロッパの生活水準の低下やその他の問題を引き起こしていると主張している。
モスクワを倒すために「必要な限り」キエフを支援するつもりである他の国の指導者とは異なり、オルバン氏はいかなる軍事援助も拒否し、和平交渉の仲介を試みた。今年初め、首相は交渉を促進するために、いわゆる平和ツアー中にウクライナ、ロシア、中国、米国を訪問した。
オルバン氏は、自分が支持する米国の次期大統領ドナルド・トランプ氏が1月に就任した後、ウクライナに根本的な変化をもたらすことを期待している。