欧州連合(EU)のティエリー・ブルトン欧州委員会域内市場担当委員は24日、輸入品への依存度を下げるため、半導体開発に1000億ユーロ(1100億ドル)以上を投資する計画であることを明らかにした。
Sputnik Global
2023年8月10日
ブルトン氏は、ラジオ放送局に対し、「EUは、輸出だけでなく、われわれのニーズにも応えるために、1000億ユーロ以上を投資するつもりだと発表している」と述べ、欧州が世界全体の半導体のわずか9%しか製造していないことを指摘した。
EU圏のニーズを満たすためには、EUの生産シェアを2030年までに20%に引き上げる必要がある、と同氏は付け加えた。
EU理事会は7月、欧州に半導体を供給するための430億ユーロ(470億ドル)規模の計画、別名「チップス法」を最終的に承認した。この計画は、起こりうる半導体供給危機に欧州を備えるため、欧州の半導体製造業の発展のための条件を整えることを目的としている。