ロシア「朝鮮半島における新たな危機を警告」

外務省は、米国とその同盟国である韓国と日本が、最近この地域で軍事活動を活発化させていることを挙げた。

RT
11 Sep, 2023

朝鮮半島がまもなく新たな危機に陥る可能性があると、ロシア外務省が警告した。高官の外交官は、緊張の高まりの主な原因は、この地域におけるアメリカの軍事的プレゼンスが高まっていることだと指摘した。

月曜日にウラジオストクで開催された東方経済フォーラムの傍ら、通信社タスの取材に応じた外務省アジア第一局のゲオルギー・ジノビエフ局長は、「朝鮮半島で起きている出来事の力学は、新たな危機が近づいていることを示している」と主張した。彼は、北朝鮮とアメリカ、そして韓国と日本から、ますます戦争的なレトリックが出ていることを挙げた。外交官はまた、ワシントンとその同盟国がこの地域で合同軍事演習を強化していることにも言及した。

「例えば、1981年以来初めて、核ミサイルを搭載したアメリカのケンタッキー潜水艦が韓国の海域に現れた」とジノビエフは記者団に語った。

彼はまた、米韓日3カ国によるミサイル防衛演習が以前よりも定期的に行われていることにも言及した。

これらの訓練は純粋に防衛的なものだというワシントンの主張は信じがたいとし、この演習には「反ロシア、反中国」の意味合いもあると付け加えた。

そして、米国とその地域の同盟国が軍事演習を中止し、制裁に基づくアプローチを見直した場合にのみ、非エスカレーションが可能になると強調した。

先週、北朝鮮は金正恩委員長が出席した式典で、核ミサイルを発射できる新しい「戦術攻撃型潜水艦」を公開した。

北朝鮮の指導者はまた、平壌が既存の潜水艦も核兵器を搭載できるよう改造に取り組んでいることを明らかにした。

ワシントンは7月、「挑発行為」に対抗する必要があるとして、USSケンタッキー原子力潜水艦を韓国沖に配備した。

今月初め、北朝鮮は国営通信社KCNAが報じたように、「核戦争の実際の危険を敵に警告する」ために、軍が「戦術核攻撃」訓練を実施したと発表した。

8月中旬、北朝鮮のカン・スンナム国防相は、朝鮮半島での核戦争は避けられないと警告した。

核攻撃シミュレーションは、少なくとも1機のアメリカのB-1B核搭載戦略爆撃機が参加した、米韓のウルチ・フリーダム・シールド23演習の後に行われた。

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