- マニラによると、11月13日には111隻の「中国海上民兵船」を数えたという。土曜日には135隻以上に増えていたと沿岸警備隊が発表した。
- 中国船は、最も近い中国の主要な陸地である海南島から1,000km以上離れたウィットサン礁内にいた。
AFP
3 December 2023
フィリピンは日曜日、135隻以上の中国船が自国沿岸の岩礁に「群がっている」と発表し、その存在感の高まりを「憂慮すべきもの」と表現した。
沿岸警備隊によれば、中国船はブーメランのような形をしたウィットサン礁(フィリピンではジュリアン・フェリペ礁と呼んでいる)の中に「分散して散らばっている」という。
ウィットサン礁は、最も近い中国の主要な陸地である海南島から1,000km以上離れている。
フィリピンは11月13日、111隻の「中国海上民兵船」(CMM)を数えたと発表した。土曜日に沿岸警備隊が2隻の巡視艇を投入したときには、その数は「135隻以上」に増えていたという。
「フィリピン沿岸警備隊が中国海上民兵船に対して無線で呼びかけたが、何の応答もなかった。現在、中国海上民兵船はジュリアン・フェリペ礁内に135隻以上分散していると推定される」とマニラの沿岸警備隊は述べ、中国海上民兵船の存在を「憂慮すべきもの」「違法なもの」と表現した。
在マニラ中国大使館はコメントを求めたが、すぐに返答はなかった。
北京は、近隣諸国の海岸に近い海域や島々を含む南シナ海の大部分を領有し、その主張には法的根拠がないという国際法廷の判決を無視している。
海域をパトロールする船舶を配備し、人工島や軍事施設を建設してその姿勢を強化している。
フィリピン、ブルネイ、マレーシア、台湾、ベトナムも、海底深くに豊富な石油が埋蔵されていると考えられているこの海域のさまざまな島や岩礁の領有権を主張している。
沿岸警備隊が日曜日に公開した画像には、中国船が隊列を組んで並んでいる一方、他の船は海域に散らばっている様子が写っていたという。
2021年、この岩礁で200隻以上の中国船が関与した同様の事件が発生し、マニラと北京の外交問題に火がついた。
当時、マニラはフィリピンの排他的経済水域への侵入は違法だと主張した。
しかし中国は、悪天候を避けるための漁船であり、そこにいることは許されると主張した。
フィリピンは金曜日、中国船の監視を強化するため、南シナ海で最大の島に沿岸警備隊基地を設置すると発表した。
エドゥアルド・アノ国家安全保障顧問は、ティトゥ島を訪問した際に、沿岸警備所にはレーダー、衛星通信、沿岸カメラ、船舶交通管理などの「高度なシステム」が装備されると述べた。
ステーションはすでに建設され、来年早々には運用が開始される予定だ。