タイ「巨大なリチウム鉱床を発見」

この発見は、電気自動車生産の地域ハブとなるというタイの目標を達成するのに役立つだろう。

RT
20 Jan, 2024 09:51

タイは南部のパンガー県で約1500万トンのリチウム資源を発見したと、政府関係者が金曜日に発表した。この鉱物は再生可能エネルギー産業に不可欠である。

今回の発見により、タイはボリビア、アルゼンチンに次いで世界第3位のリチウム埋蔵量を誇ることになる。しかし、商業目的でどの程度利用できるかは不明である。

タイ政府副報道官によると、埋蔵量は2カ所に分かれている。「良いニュースです。タイがEV用バッテリーの生産で自立するチャンスです。発見された資源をどれだけ利用できるかを調べているところです」と同報道官は述べた。

リチウムはスマートフォンや自動車のバッテリー、その他の充電式電子機器の製造に欠かせないため、世界中で需要が急増している。さらに国連は、リチウムは将来のクリーンな電力網におけるエネルギー貯蔵の可能性があるため、「脱化石燃料経済の柱」とみなしている。

一方、8月に就任したタイのセター・タウィシン首相は、タイを電気自動車の地域生産拠点にするという目標を掲げている。タイは従来型自動車を生産してきた歴史がある。

12月には、中国のEV大手2社がタイを生産拠点として推進するため、23億バーツ(6400万ドル)の投資を約束したと報じられている。

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