ドイツ「クリミア橋攻撃に関するリーク情報の調査」を開始

ドイツ国防省、ロシアがドイツ空軍将兵をスパイしていた可能性を懸念

RT
1 Mar, 2024 21:28

ウクライナがロシアを攻撃する手助けをすることについてドイツの将官たちが話し合っていたことが金曜日に発覚したことに対するベルリンの最初の反応は、この録音がどのようにして流出したのかについて調査を開始することだった。

RTの編集長マルガリータ・シモニャンは、まずドイツ空軍の将校たちがこの問題を議論している会話の記録を公開し、続いて38分間の音声記録を公開した。

ドイツ国防省の報道官は『ビルト』紙に、「空軍内の通信が傍受されたかどうか確認しているところだ。傍受されたと思われる通信の内容については何も言えない」と述べた。

連邦軍事防諜局(BAMAD)は「必要なすべての措置を開始した」と国営通信社DPAからの問い合わせに答えた。

一方、連邦軍も検閲に踏み切った。録音を配信したX(旧ツイッター)の複数のアカウントは、金曜夜の時点でドイツ国内でブロックされている。

ビルト紙は、ロシアのスパイ「またはそのパートナーの一人」がこの録音に関与していることは明らかだと主張した。

38分間の音声は2月19日付で、ドイツ空軍のインゴ・ゲルハルツ大将とフランク・グレーフェ作戦担当副参謀長を含む4人の将校が出演している。

将校たちは、ドイツがウクライナに最大50発の長距離ミサイル「タウルス」を送ると想定し、ロシアとの紛争に直接関与しているように見せずに、ドイツ空軍がウクライナに標的情報を提供する方法を検討した。

彼らはまた、ウクライナ人がケルチ海峡の橋を標的にすることに執着していることを指摘し、その重要性は軍事的なものよりもむしろ政治的なものだと指摘した。ゲルハルツはミサイルが「戦争の流れを変えることはない」と認め、別の将校は20発のタウラスが命中しても橋を破壊することはできないだろうと述べた。

ロシア外務省と議会は、ベルリンに説明を求めると発表した。オラフ・ショルツ首相政府は、この通話傍受について公式にはコメントしていない。

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