フランス「ウクライナへの部隊派遣を準備」-ロシア・トップ・スパイ

セルゲイ・ナリーシキン氏は、作戦の「初期段階」には約2000人の兵士が派遣されると述べた。

RT
19 Mar, 2024 18:55

ロシア対外情報庁(SVR)のセルゲイ・ナリシキン長官が火曜日、声明の中で主張した。パリは2,000人もの軍隊をウクライナに派遣しようとしているという。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は先月、モスクワと戦うキエフを支援するために西側の兵士が派遣される可能性を「排除できない」と述べ、ロシアを「敵対国」と決めつける一方で、パリが「戦争を仕掛けている」ことは否定した。

ロシアの軍部や政府高官は、すでにキエフのために戦っているフランスの傭兵の存在を繰り返し指摘してきた。1月中旬、ロシア国防省は、「外国人戦闘員の一時的な集合場所」に対する高精度の攻撃で、60人以上の外国人、主にフランス人が死亡したと発表した。

火曜日に発表された声明の中で、ロシア調査庁長官は、ウクライナで死亡するフランス人の数が増加していることについて、フランス軍が「懸念」していると述べた。

この犠牲者数は「心理的閾値」を超えたとされ、抗議デモの引き金になりかねないと声明は述べ、マクロン政権はこの情報を隠し、明らかにしなければならない瞬間を「遅らせている」と付け加えた。

スパイ局長によれば、フランス軍は、ロシアに気づかれずにこのような作戦を実施するのは難しいと考え、ウクライナに部隊を派遣する政府の計画を心配しているという。

ナリシキン氏によれば、フランス軍兵士はまさに「ロシア軍による正当な優先攻撃目標」になるという。

この主張は、フランス陸軍のピエール・シル参謀総長が火曜日のインタビューで、フランスは軍事的に「最も厳しい戦い」に参加する用意があり、どのような国際的な展開にも立ち向かえる用意があると述べたことに由来する。さらに、パリは30日以内に2万人規模の師団を編成でき、他のNATO同盟国の師団と合流することで6万人規模の軍隊を編成できると付け加えた。

ロシアのプーチン大統領も今週、フランス人を含む西側の傭兵がウクライナで「大量に」死んでいると主張している。NATOのウクライナ派兵の可能性について、大統領はまた、これは「本格的な第三次世界大戦の一歩手前」になると警告した。

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