プーチン大統領「長距離攻撃へのロシアの対応」を概説

モスクワは 「敏感な」地域で西側敵対勢力の武装について熟慮している

RT
5 Jun, 2024 20:13

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナが自国の領土に対して西側から供与された武器を使用したため、ロシアはキエフのスポンサーに対して「非対称」措置を検討していると述べた。

プーチン大統領の発言は、水曜日、サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム(SPIEF)の傍らで行われた、国際通信社のトップとの会合でのことである。

「この点に関して、我々は幻想を抱いていない」とプーチンは付け加え、ウクライナ軍が引き金を引くかもしれないが、米国とその同盟国が情報と標的情報を提供しているとの事前のコメントを繰り返した。

ロシアは防空を強化し、ミサイルを破壊することで対応する、とプーチンは言った。

「第二に、もし誰かがそのような兵器を紛争地域に供給し、わが国の領土を攻撃することが可能だと考えるなら、なぜ我々は同様の兵器を世界のそれらの地域に供給すべきでないのか。我々は非対称的に対応することができる。われわれはそれを検討する」と付け加えた。

西側諸国がエスカレートを続ければ、そのような行動は「国際関係を完全に破壊し、国際安全保障を損なうことになる」とプーチン大統領は指摘した。

「もしこれらの国々が我々に対する戦争に巻き込まれ、それがロシアに対する戦争への直接的な参加であると見れば、我々は同様の行動をとる権利を留保する。これは非常に深刻な問題を引き起こすことになる」と警告した。

ロシア大統領はまた、NATO諸国から軍事教官やアドバイザーがすでにウクライナに派遣されており、その多くがロシアの攻撃で死亡している事実を持ち出した。

米国とその同盟国は、ウクライナに武器や装備を提供してもロシアとの紛争の当事者にはならないと主張し、その認識を維持するために、その使用に一定の制限を設けてきた。しかし先月、ロシア軍がハリコフに向かって進軍し始めると、ウクライナはこうしたルールの緩和を要求し始めた。英国主導の圧力キャンペーンにより、最終的にワシントンはキエフの希望に従うことになった。

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