今年初め、両国は直接砲火を交え、全面戦争の恐れを呼び起こした。
RT
1 Aug, 2024 06:43
イランの最高指導者ハメネイ師が、ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ政治局長が今週初めにテヘランで殺害されたことへの報復として、イスラエルへの直接攻撃を命じたと、ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)が水曜日に報じた。
同紙は、匿名を条件に3人のイラン政府関係者の話を引用し、ミサイル攻撃後の水曜日の朝、イランの最高国家安全保障会議が緊急招集された後、ハメネイがこの指示を出したと伝えた。
ハニヤ氏は、マスード・ペゼシュキアン新大統領の就任式のためにイランの首都を訪れていたが、水曜日にミサイルが彼の宿舎を直撃し、彼と護衛の一人が死亡した。
「我々は復讐する義務があると考えている」とイランの最高指導者は水曜日に声明で述べた。ハメネイ師は、イスラエルがハニヤ氏を「わが家の親愛なる客人 」でありながら攻撃したことを非難した。
ユダヤ国家は暗殺の背後にいることを肯定も否定もしていない。
イスラエルは、10月7日に過激派組織ハマスが攻撃し、イスラエル人約1200人が死亡、250人以上が人質となった後、ハニヤやハマス指導部の他の人物を殺害すると宣言していた。それ以来、イスラエルの軍事作戦は、地元の保健当局によると、包囲された飛び地で39,000人以上のパレスチナ人を殺害し、イランとの深刻な摩擦を引き起こしている。
4月、イスラエルはシリアのイラン大使館を攻撃し、イランはイスラエルへの直接報復攻撃として数百発のミサイルと無人偵察機を発射した。
ハニヤを殺害した水曜日のテヘラン攻撃に対して、イランがどの程度強硬に対応するかは不明である。
「イランの軍司令官たちは、テルアビブやハイファ近辺の軍事目標に対して、無人機とミサイルを組み合わせた別の攻撃を考えているが、民間人への攻撃は避けるようにするだろう」とイラン政府関係者の言葉を引用している。
もうひとつの選択肢は、「イランと、イエメン、シリア、イラクなど、イランが同盟軍を持つ他の戦線からの連携攻撃で、最大の効果を狙う」ものだという。