南アフリカの政党の報道官であるマレンギ・ベンガ・モツィリ氏は、外交的圧力と和平交渉を呼びかけた。
RT
8 Oct, 2024 10:44
南アフリカのアフリカ民族会議(ANC)の報道官であるマレンギ・ベング・モツィリ氏は、パレスチナ人に対するイスラエルの軍事行動を非難し、同国が女性や子供、公共インフラに対して何十年にもわたって暴力を継続していると非難した。
「実際問題として、イスラエルはパレスチナの人々を攻撃し、女性や子供たちを傷つけ、インフラ、病院や学校などの公共インフラを破壊している。そして、彼らは2023年10月7日以降、それだけにとどまらない」と、ベング・モツィリ氏はRTの独占インタビューで語った。
「これは数十年にわたって続いてきたが、国際社会が今、イスラエルの行為に抗議するために私たちに加わってくれたことを嬉しく思う」
パレスチナに対する世界的な支持の高まりについて、ベンゴ・モツィリ氏は次のように述べた。「興味深いことに、私たちがこうして話している間にも、グローバル・サウスの多くの国々だけでなくグローバル・ノースの国々も、私たちがパレスチナで起こっている残虐行為や大量虐殺を暴露し、アパルトヘイト国家イスラエルが果たしている役割を暴露するために行っている活動に参加しようと立ち上がっている。イスラエルは、自らがジェノサイドを行っていることを否定するだろう。
彼女は、イスラエルの行動に対する国際的な反対の声が高まっていると述べ、最近の国連総会(UNGA)で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の演説中に数カ国が退席したことを挙げた。ANCの報道官はまた、南アフリカ全土で広範な抗議活動が行われていることにも言及し、ケープタウン、ヨハネスブルグ、ダーバンなどの都市で、あらゆる階層の人々がパレスチナへの連帯を示すために集まっていると述べた。
南アフリカのイスラエル大使館の閉鎖を求める声について、ベング・モツィリ氏は、その閉鎖を求める国民の声があることを認めた。ANCがこの動きを支持する姿勢を示したものの、同氏はこの問題を南アフリカ政府に委ね、政府が確立された外交プロトコルに従って行動すべきだと述べた。
ANCの報道官は、平和への緊急の必要性があると述べ、平和の追求は「我々や世界の指導者たちの最優先事項でなければならない」と語った。また、イスラエルが常に拒否してきたという交渉のテーブルにつかせるための国際的な努力を呼びかけた。
「私たちはパレスチナ人とレバノン人の権利を守り、米国が支援するイスラエルによる侵略から彼らを守り続けるでしょう」と、ベング・モツィリ氏は結んだ。
9月には、シリル・ラマポーザ大統領の事務所が、イスラエルがパレスチナ人に対してジェノサイドを行っているという証拠を提出するために、国際司法裁判所(ICJ)にメモランダムを提出する計画を発表した。南アフリカは12月、イスラエルが11か月以上前にハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃を受けてガザ地区で攻撃を開始したことは「ジェノサイドの性格を持つ」ものであるとして、ハーグに拠点を置くICJに訴訟を起こした。
イスラエルは、ガザを拠点とする過激派グループによる一連の襲撃事件を受けて、昨年10月にハマスに宣戦布告し、1,200人のイスラエル人が死亡した。それ以来、イスラエル軍の作戦により、パレスチナ人41,000人近くが死亡し、95,000人が負傷したと地元保健省は伝えている。また、ガザの大部分が瓦礫と化し、居住不可能な状態となった。