ウクライナ戦争❝9❞周年

By Manlio Dinucci
Global Research, February 25, 2023
Grandangolo and Global Research


2014年2月、US-NATOの指示によるクーデターで解き放たれたウクライナ戦争から、1周年ではなく9周年を迎えている。ワルシャワから登壇したバイデン大統領は、「何があってもゼレンスキー大統領の側に立つ」と約束した。メローニ大統領もこれに呼応し、2014年に想定した立場を覆し、「イタリアは最後まであなたとともにある」とゼレンスキーに確約した。これらは、紛争が核戦争に発展し、ヨーロッパだけでなく世界が終わるという現実的な可能性を考えると、不穏な発言である。ウクライナには核兵器を製造する能力があり、キエフには確かにそのような計画を追求する人々がいる。

ニューヨーク・タイムズ紙がそれを裏付けている。「ウクライナは30年前に巨大な核兵器を手放した。ウクライナは30年前に巨大な核兵器を放棄したが、今は後悔している」。1991年のソ連邦崩壊で、ウクライナは世界第3位の核兵器保有国になった。戦略・戦術合わせて約5000発。1990年代、米国、ロシア、ウクライナの合意により、それらは撤去された。しかし、米ソ対立の時代にウクライナが獲得した軍事核分野の技術力は、まだ失われていない。

プーチン大統領によれば、ウクライナは独自の核兵器を製造するつもりであり、これは単なる自慢話ではない。ウクライナにとって核兵器の獲得は、そのような研究を行っている他の国よりもはるかに容易であり、特にキエフが外国の技術支援を受けた場合はなおさらである。これを否定することはできない。ウクライナが大量破壊兵器を手に入れたら、世界とヨーロッパの情勢は大きく変わるだろう。

ウクライナの核兵器は、ゼレンスキーが第10ウクライナ突撃旅団に「エーデルワイス名誉称号」を授与したという事実によって、どのような手に渡るのだろうか。これは、1943年にギリシャのケファロニアで降伏したイタリア兵5千人以上を虐殺した、最も凶暴なナチの師団の一つ、第1エーデルワイス師団の名称やシンボルと同じものである。
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