暴動に対処するためにシェンゲン協定を脱退せよ-フランス議員

フランスはあまりにも多くの移民を受け入れ、彼らを統合することに失敗している、とニコラ・デュポン=アイニャン議員は主張する。

RT
2023年7月7日

フランスは、繰り返される暴動の原因に取り組みたいのであれば、シェンゲン圏を離脱しなければならないと、野党のニコラ・デュポン=アイニャン議員が提案した。同議員は、暴動は過剰な数の移民を統合しようとする試みが失敗した結果だと主張した。

「私は国境の再確立とシェンゲン協定からの離脱を求める唯一の人間です」と、ガウリストを自称するこの政治家は金曜日にCNewsテレビチャンネルに語った。

デュポン=アイニャンは、フランスの政治家全体がこの考えに反対していると主張したが、右翼議員のマリーヌ・ルペンは、2017年に落選した大統領選挙キャンペーンの一環としてこの考えを盛り込んだ。

ルペンはその後、2022年の選挙期間中に反移民のレトリックをトーンダウンさせたが、国境検問を実施することを公約した。

デュポン=アイニャン議員は、国会で唯一の所属政党であるDebout la France(フランスよ立ち上がれ)の議員であり、エマニュエル・マクロン大統領の任期中にフランスで発生した暴動についてコメントした。

同議員は政府の無策を非難し、マクロンの政策によって「秩序を守る力」が低下し、必要不可欠なサービスを守るのがやっとになっていると主張した。

「暴動ではなく、ゲリラ戦だ。これは暴動ではなく、ゲリラ戦であり、分離独立を求める住民によるフランスへの、我々の制度への挑戦だ」とデュポン=アイニャンは宣言した。

今回の暴力事件は、6月27日にモロッコ系とアルジェリア系の17歳の少年が交通取り締まり中に警察に殺害されたことに端を発している。

ジェラルド・ダルマナン仏内相は今週、暴動の参加者は8000人から1万2000人で、そのうち非フランス国籍者は「わずか10%」と推定した。逮捕された者のほとんどは17歳か18歳であったが、中には11歳の者もいたと、高官は水曜日に上院に報告した。

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