「ロシアメディアの禁止がウクライナ紛争のニュースギャップを生んだ」南アフリカ政府高官

CNNやBBCのような西側メディアの報道は一方的だ、とウェリレ・ヌラポがRTに語った。

RT
2023年8月22日

ウクライナ紛争を受け、世界のいくつかの地域でロシアのメディアに規制がかけられたため、この危機に関する情報が「一方的」になっていると、元駐米南アフリカ大使がRTに語った。

月曜の独占インタビューで、ウェリレ・ヌラポ氏は、紛争に関する異なる視点が欠如しているため、「人々が混乱しやすく」、政府が惑わされやすくなっていると主張した。

CNN、BBC、アルジャジーラのような欧米寄りの放送局からの「一方的な砲撃にすぎない」と、南アフリカの紛争管理専門家は、第15回BRICSサミットが開催中のヨハネスブルグでRTに語った。

ヌラポ氏は現在、アフリカ和平ミッションの上級政治顧問を務めている。このミッションでは、南アフリカのシリル・ラマフォサ大統領率いるアフリカ大陸の指導者たちが、6月にロシアとウクライナの担当者と会談し、10項目の停戦案を提示した。

同大統領は、今回のミッションの目的は、危機に関するロシアの見解にアクセスすることが困難であったことから、両当事者にアフリカの使節団を受け入れさせ、紛争を伝える力学に耳を傾け、理解させることであったと説明した。

ヌラポ氏は、プレトリアがBRICSに加盟していることで、モスクワと協調しているという印象を与えていると考えている。しかし彼は、南アフリカは「何が我々に影響を与えるのか、何が我々の利益になるのか、そしてこれらの動き全てにどのように対応すべきかという点で、十分な情報を得た上で決断を下す」と述べた。

「また、プレトリアがロシアとウクライナの紛争について非同盟であると繰り返し主張していることについても言及した。」

「彼らは、私たちが冷戦が私たち全員に課した苦痛や困難を乗り越えてきたことを忘れている...。我々は何が起きているのかを理解しているので、十分な情報に基づいた決断を下すことができる。」

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