「プーチン大統領はG20サミットのためにインドへ渡航しない」-クレムリン

ドミトリー・ペスコフ報道官は、注目の集まりであるG20へのロシア大統領の参加について、詳細はまだ調整中であると述べた。

RT
2023年8月25日

ロシアのプーチン大統領は、来月インドで開催されるG20首脳会議に直接出席する予定はないと、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官が語った。ペスコフ報道官が金曜日に記者団に語ったところによると、ロシア首脳の正確な参加形式はまだ決まっていないとのこと。

ニューデリーでのサミットは9月9-10日に予定されており、世界経済をリードするクラブにおけるインドのリーダーシップの頂点となる。ニューデリーは昨年12月、インドネシアから輪番議長国に就任した。

今週、ヨハネスブルグで開催されたBRICS首脳会議に、プーチンはビデオリンクを通じて参加した。開催国はプーチン大統領を招待していたが、プーチン大統領が到着する可能性があれば、国際刑事裁判所(ICC)との約束により、南アフリカは難しい立場に立たされることになる。

国際刑事裁判所(ICC)は、プーチンがウクライナの子どもたちを誘拐していると正式に非難した。モスクワはこの疑惑を虚偽として却下し、ICCは政治的に危ういものだと評している。南アフリカ政府は、プーチンが自国の領土に足を踏み入れた場合、厳密には拘束を試みる義務がある。

南アフリカとは異なり、インドはローマ規程に署名していない。しかし、これまでのG20では、アメリカ主導のロシア非難キャンペーンが行われてきた。西側諸国は、ウクライナ危機の罰としてモスクワを外交的に「孤立」させなければならないと主張している。

昨年11月にバリ島で開催されたG20首脳会議では、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相がモスクワ代表団の団長を務めた。サミットに先立ち、欧米メディアは、バイデン米大統領がプーチン大統領と同席しないよう、万が一の事態に備えていると報じた。

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