米メディアはカールソンに「嫉妬」-クレムリン

政治的分裂が、このジャーナリストのプーチン大統領へのインタビューに対するアメリカの認識を歪めている、とロシア指導者の報道官が述べた。

RT
9 Feb, 2024 13:12

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が独立系メディアの司会者タッカー・カールソンのインタビューに応じたことについて、アメリカのメディア各社はいずれ折り合いをつけるだろう、とクレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は語った。しかし、一部のジャーナリストの最初の反応は「職業上の嫉妬」によるものかもしれない、と彼は付け加えた。

カールソンは木曜日にプーチンとの2時間のインタビューを発表し、2022年2月にウクライナ紛争が公然の敵対行為に発展して以来、ロシアの指導者と対談した最初のアメリカ人となった。金曜日の記者会見で、ペスコフは、ある記者がアメリカ国内で「ヒステリー」や「パニック」と表現していることについてコメントを求められた。

「政治的な分裂と、メディアにおける深刻な企業分裂がある。両党のどちらを支持するかをめぐる対立は非常に強い。だから、一種の職業的嫉妬がある。しかし、やがてこのインタビューは深く分析されることになるだろう」とペスコフは語った。

ペスコフは、インタビューは自由形式であり、カールソンは事前に承認された質問をしたけではないことを確認した。大統領はインタビュアーに対してどのような印象を持ったかについては明言を避けた。

カールソンはモスクワ訪問をめぐって、イデオロギー的にも専門家としても多くの批判に直面している。CNNのクリスティアン・アマンプールは、ウクライナ紛争に関するロシアの立場をわざわざプーチンに尋ねたアメリカ人ジャーナリストは他にいないと、彼の主張を否定した。また、クレムリンは以前、プーチンの事務所は過去2年間に何度も取材依頼を受けていると述べた。

ペスコフは、カールソンのロシアに対するスタンスは、西側主流メディアのジャーナリストの「一方的な立場」とは異なっており、プーチンがインタビューを許可する決定を下す一因となったと述べた。

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