「イスラエルの核保有状況を明らかにする時が来た」-トルコ大統領

「手遅れになる前に」世界は真実を知るべきだとエルドアン大統領

RT
18 Nov, 2023 23:32

レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が土曜日に発表したところによると、トルコはイスラエルが核兵器を保有しているかどうかを国際査察団に確認するよう要請する予定だという。

ドイツからの帰国便で記者団に語ったトルコの指導者は、イスラエルが1968年の核兵器不拡散条約に加盟していない数少ない国のひとつであると指摘した。

エルドアン氏は、トルコ政府が国際原子力機関(IAEA)に、ユダヤ国家が核兵器を保有しているかどうかを調査するよう要請すると述べた。

「この問題を前進させることは、この地域における戦略的利益のバランスをとるという点で非常に重要だ。我々は(イスラエルに)圧力をかけ続ける。手遅れになる前に、イスラエルの核兵器は疑いなく検査されなければならない。また、国際社会に対しても、この事態を放置しないよう呼びかける」とエルドアンは語った。

イスラエルが秘密の核兵器プログラムを保持しているという専門家の見方は広いが、イスラエルはその存在を肯定も否定もしない。アミハイ・エリヤフ文化遺産相は今月、ガザ地区に「核爆弾」を投下するという考えを持ち出し、イスラム世界全体の怒りを買った。ベンジャミン・ネタヒヤウ首相は、彼の煽動的な発言の後、閣議から同大臣を謹慎させた。

エルドアンはイスラエルのガザでの行為を厳しく批判し、「テロ国家」とレッテルを貼り、イスラエル国防軍がパレスチナ人に対して戦争犯罪を犯していると非難した。ネタニヤフ首相はこれに対し、トルコ大統領は「テロ国家ハマス」を支持していると非難した。

イスラエルとハマスの間で現在起きている暴力は、10月7日にパレスチナの武装勢力がイスラエルのコミュニティを攻撃し、民間人を中心に約1200人が死亡、200人以上が人質に取られたことで勃発した。イスラエルは空爆とガザへの地上侵攻で対抗した。地元当局によれば、この砲撃によって12,000人以上のガザ市民が死亡したという。

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