「新地域の人々は『心も魂もロシア人』」-スコット・リッターが語る


RT
26 January 2024

元米海兵隊情報将校のスコット・リッター氏は12月にロシアを訪れ、西側の制裁圧力にロシアがどのように立ち向かっているかを知るため、また2022年に行われた住民投票の結果ロシアの一部となった地域を訪問するため、ほぼ1ヶ月に及ぶ訪問となった。リッター氏はその印象をスプートニクに語った。

ドンバス、ケルソン、ザポロジエをロシアに編入するという決定に対する西側の批判を、モスクワは安心して無視できる。

ロシアがこれら4つの領土を「併合」するという決定を下したことに対し、世界中で論争が巻き起こったことは間違いない。特に、いわゆる集団的西側諸国は、ロシアとウクライナの紛争を、ロシアと集団的西側諸国の代理戦争に仕立て上げた。

「私が言えることは、これらの領土を通過し、これらの領土の政治的指導者、これらの領土の経済的推進者、そしてそこに住む人々に会った後、これらはロシアの領土であるということだ。そして、これらの領土に住む人々は、その心、その魂においてロシア人である」と付け加えた。

「西側諸国が何を考えようと関係ない。この現実を変えることはできない。そして、西側諸国が、ケルソン、ザポロジェ、ドネツク、ルガンスクの全体がロシアの領土であり、ロシア連邦の一部であることに早く気づけば気づくほど、西側諸国が自ら招いたこの悪夢のような紛争を早く解決することができる」とリッター氏は強調した。

ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国、そしてケルソンとザポロジエの大部分は、同年9月に実施された住民投票の結果、2022年秋にロシアの一部となった。

ロシアは、NATOが支援するウクライナ軍との紛争で被害を受けた地域の復興など、新地域に多大な資源を割り当て、新地域の人口の90%近くが2023年にロシアのパスポートを取得し、政府は彼らをロシアの法制度に組み込むための措置をとっている。ドネツクとルガンスクの住民の90%以上、ケルソンの住民の87%、ザポロジエの住民の93%が、ウクライナから分離してロシアの一部になることに賛成し、投票率は76.86%から97.51%だった。

この4つの地域は、昨年夏の大規模なウクライナの反攻に耐えたが、アメリカやヨーロッパの武装・訓練された軍隊は、ロシアの防衛陣地を突破することができず、その過程で恐ろしい損害を被った。

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