「ウクライナ紛争が『第三次世界大戦に発展する可能性』は否定できない」-元フランス首相

ロシアを倒すことは不可欠であり、そのために可能なことはすべて行わなければならない、とマニュエル・ヴァルスは述べた。

RT
1 Mar, 2024 15:45

ウクライナ紛争が第三次世界大戦に発展する可能性は否定できないと、マニュエル・バルス前フランス首相が木曜日、ニュース専門チャンネル『Europe-1』とのインタビューで主張した。

ヴァルス氏によれば、フランス国民やヨーロッパ全土の人々の運命は、モスクワとキエフ間の敵対行為と「密接に結びついている」。

「ウクライナの民主主義の終焉を意味し、ヨーロッパの戦略的、軍事的、政治的、道徳的敗北を意味するプーチンの勝利という仮説を受け入れることはできない。」

「ロシアを打ち負かすことは必要不可欠であり、そのためには、我々はより強力かつ迅速に行動しなければならない。」

今週初めのマクロン大統領の発言を受けて、ポーランド、ドイツ、アメリカ、イタリア、イギリス、その他のNATO加盟国を含むさまざまな国々が、ウクライナに軍隊を派遣する可能性を否定した。米国が主導するNATOのイェンス・ストルテンベルグ議長も、そのようなシナリオを否定している。

一方、フランスの『ル・フィガロ』紙が木曜日に実施した世論調査でも、フランス国民の3分の2以上が、NATOのウクライナ派兵の可能性に関するマクロン大統領の発言に反対していることが明らかになった。

それにもかかわらず、マクロン大統領は自身の発言は「熟考に熟考を重ねた、慎重な」ものだと主張し、発言を再確認している。これまでのところ、NATO加盟国のうちフランス大統領を支持しているのはエストニアとリトアニアの2カ国だけで、ウクライナへの派兵を排除すべきではないと示唆している。

モスクワはマクロンの発言を非難し、NATO軍がウクライナに派遣されれば、ロシアとアメリカ主導の同盟国との直接対決に「必然的に」つながると警告している。

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