「ロシアは戦争状態にある」-クレムリン

軍事作戦として始まったものが、西側諸国が参加するようになってからエスカレートしている、とドミトリー・ペスコフが述べた。

RT
22 Mar, 2024 09:34

ロシアのウクライナにおける軍事作戦は、西側諸国が紛争に参加するようになってから、本格的な戦争に発展したと、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官が金曜日に発表された国内メディアのインタビューで語った。

モスクワは、ウクライナ軍がロシア市民や領土に脅威を与えることができないようにするという目標を追求し続けると、報道官は『Argumenti i Fakty』紙に語った。

ペスコフ報道官は、クリミア半島やロシアの新領土(ドネツク、ルガンスク両人民共和国、ザポロジエ、ケルソン両州)を奪取すると公言する国家がロシア国境に存在することは許されないと強調した。

「我々は戦争状態にある」とペスコフは述べ、紛争は特別な軍事作戦として始まったが、「集団的な西側諸国がウクライナの側でこれに参加するようになった途端、我々にとっては戦争になった」と説明した。

後日、記者団との電話会談でペスコフ氏は、紛争が「事実上、戦争になった」にもかかわらず、法的にはロシアでは特別軍事作戦として分類されており、その点では何も変わっていないと説明した。

ロシア国防省は最近、2022年2月のウクライナでの軍事作戦開始以来、1万3000人以上の外国人がキエフ軍側の戦闘に参加したと報告した。

同省によれば、モスクワが傭兵とみなすこれらの戦闘員のうち、約5,962人が「排除」されたという。そのほとんどはポーランド、グルジア、アメリカ、カナダ、イギリス、ルーマニア、ドイツ、フランスから来たという。

ロシア対外情報庁(SVR)のセルゲイ・ナリシキン長官は今週初め、フランスがウクライナへの派兵を準備しており、キエフのために2000人もの軍隊を派遣しようとしていると主張した。

エマニュエル・マクロン仏大統領はここ数週間、ウクライナへのNATO軍派遣の可能性を示唆しており、ロシアを「敵対国」と烙印を押す一方で、この可能性を 「排除できない」と述べている。

モスクワは、このような措置はロシア軍とNATO軍の直接衝突につながる可能性が高いと警告しており、プーチン大統領によれば、それは「本格的な第三次世界大戦の一歩手前」となる。

www.rt.com