ポール・クレイグ・ロバーツ「ミシェル・チョスドフスキー教授、核兵器の常態化について語る」


Paul Craig Roberts
4 June 2024

https://www.globalresearch.ca/video-hiroshima-nagasaki-dress-rehearsal/5856670

現在アメリカでは、「使える」核兵器を開発するために、1兆3000億ドルもの資金を提供する巨大産業が存在する。あらゆる種類の民間請負業者、科学研究所、国防総省が関与している。言い換えれば、巨額の資金が広く行き渡り、核軍縮を阻む巨大な影響力を持つ制度的利害が形成されているのである。

チョスドフスキー教授は、この終末運動に資金を提供している政治家たちは、核兵器(その一部は「平和兵器」と宣言されている)を使用した場合の結果についてまったく理解しておらず、人工知能がもたらすリスクについても軽視していると指摘する。

米国が核兵器を独占していた80年前、66都市に200発の核爆弾を投下し、ソ連国民を大量虐殺する戦争計画を立てたことは恐ろしい。このこと、広島と長崎の無分別かつ非道徳的な破壊、そしてロシアの早期警戒システムへの攻撃や、ウクライナに供与されながらアメリカ/北大西洋条約機構(NATO)が運用するロシア深部を攻撃するための長距離ミサイルといった現在の無謀な挑発行為によって、ロシアは西側諸国から最悪の事態を予期せざるを得なくなっている。

西側諸国はロシアを追い詰め、プーチンは西側諸国に手を引け、さもなくば核兵器が出てくると警告している。

人類史上最悪の危機が今まさに訪れている。ハンガリーのオルバン首相を除くすべての西側の政治指導者が、自分たちを破滅へと導いていることに西側の人々は気づいていない。

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