元CIAアナリスト、「国防総省がブリンケンからウクライナ政策の主導権を奪おうとしている」と指摘


Sputnik International
25 September 2024

米軍は、キエフへの長距離ミサイルの派遣を阻止するなどして、アントニー・ブリンケン国務長官や他のタカ派国務省高官からウクライナ政策の主導権を奪おうとしている可能性があると、元CIA上級アナリストのレイ・マクガバン氏がスプートニクに語った。

ウクライナはバイデン政権に対し、ロシア領土の奥深くまで攻撃するためにアメリカの長距離ミサイルを使用する許可を求めている。9月12日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアはそのような行動を容認せず、越えてはならない最後のレッドラインとみなすと警告した。

「私の興味は、軍がブリンケンを却下し、バイデン(ジョー・バイデン)大統領に、ストームシャドウ・ミサイルをロシアの奥深くまで撃ち込む許可を与えることについて、『ノー!』と言ったという情報です」とマクガバンは語った。

マクガバン氏によれば、国防総省が9月12日にプーチン大統領の警告を消化するのに約8時間かかったが、ウクライナへの武器輸出制限に変更はなかったという。
マクガバンによれば、これはバイデンがキール・スターマー英首相に報告する数時間前に起こったことだという。バイデンとスターマーは、ウクライナ紛争における武器使用に関する新たなルールを発表するのではないかとの期待が高まっていた。しかし、ホワイトハウスでの会談後、そのような発表はなかった。

ホワイトハウスによれば、ウクライナが米国から供与された長距離兵器をロシア領土の奥深くで使用したいという要望については、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領が今週末にバイデンと会談する際に話し合われるという。

sputnikglobe.com