ロシアと中国「日本海で共同演習」

ロシア政府の発表によると、この訓練には12隻の軍艦と30機の航空機が参加した。

RT
2023年7月23日

ロシアと中国は今週、日本海で大規模な海軍訓練を実施したと、ロシアの太平洋艦隊が日曜日の記者会見で発表した。3日間にわたる訓練には、共同射撃訓練、模擬海戦、防空訓練など幅広い活動が含まれた。

同艦隊のプレスサービスによると、「北の協力2023」演習は7月20日から23日にかけて行われた。演習には、ロシアの対潜フリゲート艦2隻と中国の駆逐艦2隻、ロシアのコルベットと中国の警備艦のペアが参加し、多数の支援艦艇も参加したという。

また、両国の航空機合計30機も訓練に参加し、これには対潜機やヘリコプター、迎撃機、その他の海上航空機が含まれていたと、同艦隊は付け加えた。両国の海軍グループは訓練中、約20の戦闘演習に参加したと付け加えた。

訓練は、「ロシア連邦と中華人民共和国の海軍協力を強化し、アジア太平洋地域の平和と安定を維持する」ことを目的としたものである、と声明は述べている。

ロシア国防省はまた、ロシアの戦闘機や戦略爆撃機Tu-95MSが訓練に参加し、ロシアの戦艦が射撃訓練に従事している様子を映した短いビデオも公開した。

この訓練は、ロシアのプーチン大統領が10月に中国を訪問する前に行われた。中国の習近平国家主席は3月にモスクワを公式訪問した際、ロシア側を北京に招き、両首脳は両国の関係を協力の「新時代」に導くという合意に署名した。

プーチンは3月、両国の関係を冷戦時代の国家間同盟よりも「優れた」協力形態であると説明した。モスクワと北京は当時、「定期的に海上・航空合同パトロールと合同演習を実施」し、利用可能なあらゆる二国間メカニズムを利用して軍事交流と協力を発展させ、両軍の相互信頼を高めることで合意した。

習近平はロシアとの関係を、中国の基本的利益に基づく「戦略的選択」と呼んだ。

www.rt.com