ペペ・エスコバル「ロシア、BRICS、SCOのパートナーは決済システムの統一に取り組む必要」


Sputnik International
2023年9月11日

ロシアとBRICSおよび上海協力機構(SCO)のパートナーは、相互の貿易を促進し、より独立性を高めるために、決済システムの統一と各国通貨による貿易を規制するメカニズムに取り組む必要があると、地政学アナリストのペペ・エスコバル氏はスプートニクに語った。

「新しいBRICS通貨も、新しいユーロも、コーヒーが買えるような通貨も必要ない。ロシアの)プーチン大統領が最近言ったように、(BRICSとSCOの)二国間通貨と多国間通貨による貿易を規制するメカニズムが必要であり、並行して決済システムの統一も必要なのです」と、エスコバルはロシアのウラジオストクで開催された東方経済フォーラム(EEF)の傍らで語った。

このプロセスを開始する方法の一つは、ロシアの決済システムであるSPFS(System for Transfer of Financial Messages)、中国のCIPS(China International Payments System)、イランのシステムの統一を開始することだと専門家は述べた。

「中央アジアの人々が参加し、インド人にこのアイデアを売り込もうとするかもしれない。それは非常に難しいが、彼らは興味を持っている。パキスタンをSCOに参加させることもできるし、トルコにこのアイデアを提示することもできる。

8月下旬にヨハネスブルグで開催されたBRICS首脳会議で、首脳らは相互貿易における現地通貨の使用と、「BRICS諸国間のコルレス銀行ネットワークの強化と現地通貨での決済を可能にする」ことを求める宣言を採択した。

第8回EEFは9月10日から13日まで極東連邦大学のキャンパスで開催される。

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