中国はオーストラリアとの関係を深めながら「分断と征服」戦略を追求している、と台湾の特使が主張した。
RT
18 Sep, 2023
台湾はオーストラリアに対し、習近平国家主席が西側諸国との間にくさびを打ち込もうとしている可能性があるとして、中国との和解に警戒するよう警告した。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙とエイジ紙が月曜日に掲載したインタビューの中で、最近キャンベラ駐在の台湾首席代表に任命されたダグラス・シュー氏は、習近平国家主席が二国間関係において「隠された意図」を持っている可能性があると警告した。
シュー氏は、中国とオーストラリアの関係改善に反対するつもりはなく、貿易を活発化させたいという願望も理解できると主張した上で、キャンベラに対し、習近平が二国間関係について描いた「バラ色の絵」と呼ぶものの先を見るよう促した。
「彼らの戦略は基本的に分割統治だ。我々は非常に厄介な世界を見たくないが、北京の実績を念頭に置いて見なければならない。」
シュー氏はまた、近年の「中国のより攻撃的な行動」にも苦言を呈した。この発言は、台湾の国防当局者が、日曜日から月曜日にかけて台湾付近を飛行していた北京軍所属の航空機103機以上を確認したとの発表後のことだった。
台湾特使はさらに、アンソニー・アルバニージー・オーストラリア首相に対し、今度の訪中の際に、オーストラリアが台湾海峡における「力による一方的な現状変更」を受け入れないという明確なメッセージを送るよう求めた。
今月初め、オーストラリアと中国は、オーストラリアが原子力潜水艦を調達するためにアメリカやイギリスとパートナーシップを結ぶなど、関係が悪化していた時期を経て、数年ぶりにハイレベル対話を行った。
中国が自国領土の一部とみなす台湾周辺の安全保障情勢は、ここ数ヶ月、北京がこの地域で定期的に軍事演習を行うなど、緊張の高まりが目立っている。習近平は昨年、中国は台湾との平和的統一を望んでいるが、武力行使も辞さないと述べた。
https://www.rt.com/news/583157-taiwan-australia-xi-hidden-agenda/
