米国「ヒズボラによるイスラエル攻撃のリスクは低い」と評価

ホワイトハウスは、ヒズボラがガザ支援のために「総力戦」を展開するとは確信していない

RT
2 Nov, 2023 21:56

米国は、ヒズボラがイスラエルに対して大規模な攻撃を準備している兆候はないと、ジョン・カービー国家安全保障会議報道官は木曜日、ホワイトハウスで記者団に語った。

「北部のイスラエル軍に対する攻撃が続いていることは、イスラエルと同様、我々も懸念している。しかし、ヒズボラが全軍出撃の準備ができているという具体的な兆候はまだ見られないと考えている。」

これに先立ち、シーア派の政党であり過激派組織であるヒズボラは、レバノン国境を越えて19のイスラエル軍の拠点を攻撃したと発表した。ヒズボラはまた、イスラエル国防軍(IDF)との衝突で過去1カ月間に約50人の戦闘員が死亡したと発表した。

ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララは、10月7日のパレスチナ・グループの侵攻後、イスラエルがハマスと戦争を始めて以来、初の公式演説を行う予定である。ソーシャルメディアで流行しているヒズボラのビデオは、ナスララが「ボタンを押し」、イエメンがすでに行ったように、公然と紛争に参戦することを示唆している。

米国はナスララの演説に何を期待しているのか、という質問に対し、カービーは「彼が何を言うか見てみよう」と答えた。

アメリカはヒズボラに対し、紛争に関わらないよう警告してきた。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はまた、ヒズボラが第二戦線を開けないよう警告し、レバノンを壊滅させる「想像を絶する」規模の反撃を行うと脅した。

一方イランは、アメリカがイスラエルにガザ空爆の白紙委任状を与えたと非難した。イランのホセイン・アミール=アブドラヒアン外相は先週国連で、もしワシントンが軌道修正しなければ、「アメリカに対して新たな戦線が開かれるだろう」と述べた。

ホワイトハウスの匿名情報筋の話を引用した複数の米メディアによると、ジョー・バイデン大統領の政権は、イスラエルによるガザへの地上攻撃がヒズボラとイランを紛争に巻き込む可能性を懸念しているという。IDFの地上部隊は先週ガザに入り、木曜日には地中海に沿って走る道路に到達したと発表した。

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