イスラエルとの国交正常化は「まだテーブルの上」: サウジ投資相

サウジ投資相、石油をテコにガザ停戦を迫る可能性を否定

News Desk
The Cradle
NOV 8, 2023

サウジアラビアのハリド・ビン・アブドゥルアジーズ・アル=ファリハ投資相は、王国とイスラエルとの関係正常化の問題はまだテーブルの上にあるが、それはパレスチナ問題の平和的解決を条件としていることを確認した。

ファリハは、シンガポールで開催されたブルームバーグ・ニューエコノミー・フォーラムでのディスカッションセッションで、国交正常化に関する質問に対し、「この問題はテーブルの上にあったし、今もテーブルの上にある」と反応した。

ガザ地区での停戦を実現するために、サウジアラビアは原油価格などの経済的手段を使うのかと問われたファリハは、笑ってこう答えた: 「今日のテーブルにはない。サウジアラビアは、和平を求める話し合いによって和平を実現しようとしている。」

1973年、サウジアラビアはエジプトとシリアに対するヨム・キプール戦争でイスラエルを支援したアメリカやその他の国に対して石油禁輸措置をとった。

ファリハ氏によると、サウジアラビアは今後数日のうちに、イスラエル・パレスチナ紛争の平和的解決を促進することを目的とした、アラブ、アフリカ、イスラム諸国が参加する3つのサミットを開催する予定だという。

10月7日にハマスとイスラエルの間で戦争が勃発する前、テルアビブとリヤドは関係正常化に向けた協議を進めていた。

サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(MbS)は、取引と引き換えに安全保障と民生用核技術や先端兵器へのアクセスを米国に求めていたとされる。

サウジアラビアの外交官はまた、イスラエルは2002年のサウジ和平構想で詳述されたパレスチナ国家の樹立に同意しなければならないと述べた。

パレスチナ国家の樹立は、イスラエルのネタニヤフ首相やユダヤ人至上主義者の閣僚たちによって拒否されたものの、合意間近との報道が続いた。

しかし、10月7日のハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃と、多くの人が虐殺と表現するイスラエルのガザでの残虐な爆撃作戦の後、イスラエルによるパレスチナ人殺害に対するサウジアラビアや他のアラブ諸国の国民の怒りが急上昇したため、テルアビブとリヤド間の正常化交渉は不可能になったと広く思われていた。

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