「米国債の金利負担、年間1兆ドルを突破」-ブルームバーグ

政府の年間借入コストは過去19ヶ月で倍増

RT
12 Nov, 2023 05:17

ブルームバーグが今週報じたところによると、米国の国債利払いは10月末時点で年率換算で1兆ドルを超えたと推定される。

この試算は米国財務省のデータに基づいており、政府の毎月の債務残高と平均支払利息を開示している。

年率換算した負債コストは、金利の上昇によって借り入れコストが高くなったため、過去19ヶ月で倍増し、先月の時点で2022会計年度の連邦予算全体の15.9%を占めていたという。

「連邦支出に占める利払いの割合の高さは、2000年以前はほとんどの年で14%以上であったため、前例がある」とブルームバーグのアナリストはメモに書いている。

「政府の課題は、義務的な支出を抑え、さらに国債を発行する必要性を減らすことだ。国債利回りの低下が予想されるにもかかわらず、利払いが増加すると見られるのはそのためだ 。」

巨額の政府借入と高騰する利払いの中で、米国の財政政策に対する懸念が高まっている、と同誌は指摘する。フィッチ・レーティングスはすでに8月、米国債を格下げしている。

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