中国外相「米国が直面する最大の課題」について説明

王毅外相は、ワシントンの自信のなさは、他の大国と付き合うときに不利に働くと述べた。

RT
7 Mar, 2024 08:57

北京の外交トップである王毅外相は木曜日、アメリカは中国に挑戦されているのではなく、他の大国が自国と対等である可能性を受け入れようとしない自分自身に挑戦されているのだと語った。

中国共産党の外交政策責任者でもある王毅外相は、北京での記者会見で、大国間の関係は相互尊重、平和共存、ウィンウィンの協力に基づいていなければならないと語った。しかし、ワシントンはこうした原則を守る気がないようだ。

中国の習近平国家主席とジョー・バイデン米大統領は昨年11月の会談で貿易摩擦を緩和することに合意したが、ワシントンはそれを実現できていないと王氏は主張した。

サンフランシスコでの会談は、この1年間で蓄積された緊張をある程度緩和させた。ワシントンと北京の関係は、「スパイバルーン」疑惑や、ハイテク半導体の中国への輸出に対するアメリカの制限などによって悪化していた。

「米国側では、中国に対する誤った認識が根強く、米国の約束は実際には履行されていない。中国を抑圧する方法は常に更新され、一方的な制裁のリストは常に拡張されている」と王毅外相は述べた。

中国の不正行為を非難する努力において、アメリカは「信じられないレベルの不条理」に達している、と彼は付け加えた。

「米国があることを言い、別のことをするならば、主要国としての信頼性はどこにあるのだろうか?『中国』という言葉を聞くたびにビクビクしているようでは、大国としての信頼はどこにあるのか?」と王氏は修辞的に問いかけた。

彼は、アメリカは「バリューチェーンのハイエンド」を独占し、他国の経済発展への正当な欲求を受け入れるのではなく、他国を抑圧することを望んでいると示唆した。同大臣によれば、そのようなやり方は公正な競争とは言えないという。

「米国にとっての挑戦は、中国からではなく、米国自身からである。米国が中国を抑圧することに執着すれば、結局は自らを傷つけることになる」と王氏は警告した。

米国は中国に対処する際、軌道修正し、理性的に行動すべきだ。なぜなら、世界の未来は、中国と米国がどのように接するかにかかっているのだから、と王氏は語った。

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