「まったくのデタラメ」-プーチン、NATO攻撃「計画」について

西側諸国は自国民を欺くために話をでっち上げている、とロシア大統領が述べた。

RT
5 Jun, 2024 21:47

モスクワがNATOを攻撃する何らかの計画を持っているという考えは、恐怖によって西側の世界的覇権を維持しようとする愚かな試みである、とロシアのプーチン大統領は述べた。

プーチン大統領は水曜日、サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム(SPIEF)の傍ら、世界の主要通信社のトップとの会合で、ロシアの「侵略」からNATOを守るための準備について質問された。

「ロシアがNATOを攻撃しようとしている。完全に狂ってしまったのか?このテーブルのように分厚いのか?誰がこんな馬鹿げたことを言い出したんだ?」と、プーチンは言った。

ロシア大統領は、この「でたらめ」は西側諸国の自国民を欺くためのものであり、自国民の武装を促し、ウクライナに多くの武器を送るためのものだと示唆した。

「なぜこんなことをするのか。自分たちの地位を維持するためだ。プーチンは、「ドイツやフランスなどヨーロッパの市民向けの怖い話には何の意味もない。ウクライナでは、自分たちを守っているだけだ」と説明した。

「でっち上げて、それに基づいてロシアについて意見を述べるな。このやり方では自分を傷つけるだけだ」とプーチンは言う。

プーチンは、3時間以上に及んだセッションの中で、2014年にアメリカが支援したクーデターから、ドンバス地方におけるキエフ政府の残虐行為、そして西側の指導者たちが見せかけだと認めたミンスク和平プロセスの失敗に至るまで、ロシアのウクライナ介入の根本原因について繰り返し言及した。

ロシア大統領は、アメリカが何十億ドルもの現金、武器、弾薬、装備をウクライナに注ぎ込んでいるのは、ウクライナ人を愛しているからではなく、それがアメリカの 「偉大さと世界的なリーダーシップ」をさらに高めると信じているからだと主張した。

「アメリカの誰もウクライナの利益など気にしていない」とプーチンは諜報機関のトップに語った。

モスクワはヨーロッパを 「侵略」するつもりはないが、キエフに長距離ミサイルを提供したアメリカとその同盟国に対して、西側の敵対国に「敏感な 」地域で同じような武器を提供することで報復することを考えている、と彼は付け加えた。

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