「選挙で『罰せられた』戦争推進のEU政治家」-スノーデン氏

アメリカの内部告発者は、EU議会選挙の結果はジョー・バイデン米大統領にとって悪い兆候だと述べた。

RT
10 Jun, 2024 12:07

NSAの内部告発者エドワード・スノーデン氏が月曜日に語ったところによると、EUの戦争推進派の政治家たちは欧州議会選挙で「罰」を受けたという。

この発言は、日曜日に終了した議会選挙でEU全域の右派・保守政党が躍進し、特にフランスとドイツでは、それぞれエマニュエル・マクロン大統領とオラフ・ショルツ首相の与党連合を打ち負かすと予想されていることを受けてのものだ。

スノーデン氏はX(旧ツイッター)への投稿で、選挙で戦争推進派の政治家が敗北したことは「(ジョー・)バイデン(米大統領)にとって良い兆候ではない」と主張し、ワシントンが紛争の始まりと終わりを決める存在であることを示唆した。

週末には、EU加盟27カ国で数億人が議会選挙に参加したと推定される。予備結果によると、保守・右派政党への支持が大きく伸び、特に移民、気候、ウクライナへの軍事支援、ロシアへの制裁など、EU圏の政策に反対する声が高まっている。

フランスでは、マリーヌ・ルペンが率いていた右派の国民連合が30%以上の票を獲得したのに対し、マクロンの再生党は15%程度にとどまった。

ドイツでは、ショルツの与党・社会民主党が得票率わずか14%で、ここ数十年で最悪の結果となり、右派の「ドイツのための選択肢(AfD)」は推定15%で2位になると予想されている。中道右派のCDU・CSU連合は30%前後の得票率と予想されている。

同様の結果は、ベルギー、オランダ、イタリアなど他のEU諸国でも見られた。

欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、欧州連合(EU)が「親ウクライナ路線」を継続することを宣言しており、彼女の中道派は推定26%の議席を獲得し、欧州議会で最大のグループにとどまると予測されている。

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