マクロン大統領「臨時議会選挙を召集」

この動きは、マクロン大統領の政党がEU議会の投票で惨敗するとの予測に伴うものである。

RT
9 Jun, 2024 19:08

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、EU議会選挙でのルネサンス党(再生党)の惨敗を予想する出口調査の発表を受けて、国民議会を解散し、臨時総選挙を招集した。

マクロン氏の同盟政党は、マリーヌ・ルペン氏率いる右派政党「国民連合(RN)」に惨敗することが確実視されている。

日曜日の初期予想では、現在ジョルダン・バルデラが率いる国民連合は約3分の1の票を獲得し、マクロン大統領の同盟は約15%の票を獲得している。

大統領は自身の決断を説明し、「何事もなかったかのように行動することはできない」と述べ、予想された選挙結果が自身の政権にとって好ましいものではないことを認めた。マクロン大統領はまた、ナショナリスト勢力の明らかな台頭を警告し、フランスとEU全体にとって危険だと訴えた。

「これは重大で困難な決断だが、何よりも信頼の行為だ」とマクロン大統領は述べ、「フランス国民が自分たちのため、そして将来の世代のために最善の選択をすることを信じている」と付け加えた。

バルデラ氏は選挙本部からの勝利演説で、予想された結果を 「始まりに過ぎない」と述べた。

国民連合の元党首で現職のマリーヌ・ルペンは、マクロンによる解散総選挙の決定を歓迎した。彼女はまた、国民連合が次の国民投票で勝利した場合、フランスの首相になる用意があることを表明した。

EUの世論調査で3位になると予想されているフランス社会党の最有力候補ラファエル・グラックスマンは、マクロンの動きを批判した。

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