マクロン大統領、34歳の首相を任命

ゲイを公言するガブリエル・アタルが史上最年少でフランス首相に就任、エマニュエル・マクロン大統領を活性化させる可能性が出てきた。

RT
9 Jan, 2024 13:41

エマニュエル・マクロン大統領がガブリエル・アタルをエリザベット・ボルヌの後任に指名し、史上最年少のフランス首相が誕生した。34歳のアタルはこれまで教育相を務めていた。

アタルは、2022年に議会の絶対多数を失って以来、立法課題に苦慮してきたマクロン大統領府に揺さぶりをかけるために選ばれた。彼はフランスの欧州議会議員とシビル・ユニオンを結び、同国初のゲイを公言する首相である。

マクロン大統領はX(旧ツイッター)への投稿で、大統領職の政治目標を達成するためにアタル氏のエネルギーと献身を期待していると述べた。

62歳のボルヌは、世論の不利な状況に直面し、月曜日に残りの任期を残して退陣した。ボルヌ政権は昨年、物議を醸す年金改革を無投票で議会通過させた。物議を醸したこの改革は大規模な抗議デモを引き起こした。

フランス国民はまた、彼女がインフレと不法移民に取り組まなかったことを非難した。後者の問題は、マリーヌ・ルペンが議会で率いる、国境管理を推進する右派政党「国民集会」の人気を急上昇させた。

アソシエイテッド・フランス・プレス紙によると、ボルヌ氏の辞表は、仕事への情熱があるにもかかわらず、大統領に「提出しなければならない」と述べており、現職にとどまることを望んでいたことをほのめかしている。

今回の政権交代は、パリでオリンピックが開催され、6月に欧州議会選挙が行われる数ヶ月前のことである。世論調査では、マクロン率いる中道勢力がEU議会で現在の議席の多くを失うと予想されている。

現職のマクロン大統領は2年前、第2回投票でルペン氏を破って2期目の当選を果たしたが、数カ月後の議席争いでその成功を生かすことはできなかった。

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