ルペン氏「マクロン氏辞任要求についてコメント」

フランス大統領は、EU議会の投票で国民集会が同党を惨敗させたことを受け、解散総選挙を招集した。

RT
17 Jun, 2024 15:22

マリーヌ・ルペンは、フランスの次期総選挙で国民連合(NR)党がトップとなった場合、エマニュエル・マクロン大統領の即時罷免は求めないと述べた。

元NR党首のルペン氏は現在、議会で同党の派閥を率いている。マクロン大統領は、今月初めのEU議会選挙で同党が国民連合党に大敗した後、解散総選挙を要求した。

過去に3度大統領選に出馬しているルペンは、マクロンの移民政策や社会政策、ウクライナの武装支持を声高に批判してきた。

日曜日に掲載された『ル・フィガロ』紙のインタビューで、ルペンは、もし国民集会が今度の選挙で勝利した場合、彼女の党は大統領の辞任を要求するのかと質問された。このベテラン政治家はそうしないと答えた。

「私は制度を尊重する。私は制度を尊重し、制度的な混乱を望んでいるわけではありません。」

にもかかわらず、ルペンは、マクロンがフランスを「廃墟に」し、公共サービスは破壊され、移民は制御不能になったと主張した。彼女はさらに、シャルル・ド・ゴール将軍がフランスに築いた政治体制はまだ健在だが、マクロンは「わが国の民主的機能を完全に封じる条件を整えた」と主張した。

一方、国民連合は「秩序と静けさ」を体現しているとルペンは主張し、自身の役割を「同居政権の多数派グループの大統領」だと考えていると付け加えた。

ルペンは、「政治的な色がどうであれ、善意の有能な人々」の参加を歓迎すると強調した。彼女は、多くの「高官や外交官」が右派政党と協力する意思を示していると主張した。

今月初め、ルペンは支持者を前に演説し、同党は「フランス国民が将来の立法選挙でわれわれを信頼するならば、権力を行使する用意がある」と述べた。現国民集会党首のジョルダン・バルデラはこの発言に賛同し、国民は「変化を望む」と表明していると主張した。

この発言は、マクロン大統領が国民議会を解散し、臨時総選挙を実施すると発表した直後のことだった。マクロン大統領は、「極右勢力の歴史的勝利」と現在の「議会の混乱」を決断の理由に挙げた。

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