「米国は核戦争から逃れられない」-駐米ロシア大使

このような紛争に勝者や敗者は存在しない、とロシアの駐米大使アナトーリー・アントノフ氏は述べた。

RT
14 Sep, 2024 08:38

ワシントンは、もし海の向こう側で核紛争が勃発した場合、その影響を免れることはできないだろうと、ロシアの駐米大使アナトーリー・アントノフ氏は述べた。ウクライナを巡るロシアとNATO間の潜在的なエスカレーションへの懸念は、ここ数日で高まっている。西側諸国がキエフにロシア領土の奥深くまでミサイル攻撃を行うことを許可する可能性を検討していると報じられているためだ。

金曜日、ロシアの国営テレビ局「ロシア24」のインタビューに応じたアントノフ大使は、「もし紛争が起きても、それは米国の領土には広がらないだろう」という「幻想」に驚いていると述べた。

「私は常に、アメリカ人はこの海の向こうで傍観しているわけにはいかないという一つの命題を彼らに伝えようとしている。この戦争はすべての人に影響を与える。だから、私たちは常にこう言っている。このレトリックで遊ぶな、と」とアントノフは述べた。

また、欧米諸国がロシアを「剣の音を響かせている」と非難している一方で、米国は核攻撃が東ヨーロッパに及ぼす影響を調査したいと考えていると述べた。 アントノフ氏は、米国国防総省が核紛争が世界の農業に及ぼす影響をシミュレーションするために発注した研究について言及したようだ。 政府調達プラットフォームに掲載された募集通知によると、この研究では「東ヨーロッパと西ロシアを越えた地域」に焦点を当てる。

木曜日、ロシアのプーチン大統領は、ウクライナが西側諸国から武器を入手することを制限する措置を解除すれば、米国とその同盟国がロシアとの紛争に直接関与することになり、それに対して適切な対応を取ると警告した。その後、ロシアの国連大使であるワシーリー・ネベンジャ氏は、キエフに西側諸国から供給された長距離兵器の使用を許可することは、NATOによる紛争への直接関与を意味すると繰り返し述べた。

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