テスラ「持続可能なエネルギー経済への転換の手段とコスト」の青写真を示す


Sputnik
2023年4月6日

テスラが提案する持続可能なエネルギー経済の構築計画では、この計画に約10兆円の投資が必要であるとされている。

持続可能なエネルギー経済への移行にはコストがかかるとはいえ、既存の「持続不可能なエネルギー経済」に固執するよりは「技術的に実現可能」でコストもかからないと、米国のクリーンエネルギー・自動車企業テスラは、イーロン・マスク自身が先月発表した「マスタープランPart3」で主張している。

この計画の背後にいる人々は、この移行には約10兆ドルの費用がかかると仮定し、2022年の投資率では、今後20年間で約14兆ドルが化石燃料に費やされると予測していることを指摘している。

このマスタープランが公開されたテキサス州オースティンのイベントで、マスクは「地球は持続可能なエネルギー経済へと移行する。そしてそれは、あなたが生きている間に起こるでしょう。」と語った。

この技術界の大物でテスラの創業者はまた、持続可能なエネルギーに切り替えることで、人々に「禁欲 」や 「電気の使用をやめる」ことを強いることはないと主張した。

テスラの「マスタープラン」の第3部では、既存の電力網に供給する再生可能エネルギーの利用、電気自動車への切り替え、「持続可能な」燃料を供給できる飛行機やボートの採用、住宅・商業・工業用建物へのヒートポンプの導入などが挙げられている。

「モデル化によって、電化された持続可能な未来は技術的に実現可能であり、現在の持続不可能なエネルギー経済を継続するよりも少ない投資と少ない物質採取で済むことが明らかになった」と、今週初めに発表された計画の概要を説明する論文の著者たちは述べている。

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