米サイバーセキュリティ長官「生まれつつある技術は21世紀で最も強力な武器になり得る」と指摘


Sputnik
2023年4月6日

「サイバーや人工知能といった分野の新興技術が、21世紀で最も危険な武器になる可能性がある」と、サイバーセキュリティ・基盤セキュリティ庁(CISA)のジェン・イースタリー長官が1日に述べた。

「新興技術は、今世紀に私たちが取り組むことになる最大の問題だと思います。前世紀に最も強力な兵器といえば、核兵器でした。今世紀、最も強力な技術力、そして兵器かもしれませんが、私たちはそれらを安全かつ効果的に実施できる法的体制や規制体制を持っていません。」

イースタリーは、サイバー技術、遺伝子工学、バイオテクノロジーが武器化される可能性を、新たな能力をめぐるリスクとして挙げている。

米国は、サイバーや新興技術の分野では、能力の非対称性よりも、倫理観の非対称性のほうを心配している。中国、イラン、ロシアなどの国々は、米国がやらないような方法でインフラを狙うことを厭わない、とイースタリー氏は言う。

世界は、適切な法的障壁や規制がないまま、人工知能のような技術で急成長しているとイースタリーは述べている。政府関係者は、このような技術がいかに速く進み、テロリスト、サイバー犯罪者、敵対国などの悪意ある行為者がどのようにその能力を利用するかという、安全性の下流への影響について考えていない、とイースタリーは述べている。

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