JPモルガンCEO、繰り返し「米国景気後退」を警告

銀行危機は景気後退のリスクを高めたと、ウォール街の銀行が主張する

RT
2023年4月7日

シリコンバレー銀行(SVB)の破綻による最近の金融業界の混乱は、米国の景気後退の可能性を高めていると、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは警告し、金融機関が現在信用を引き締めていることを指摘した。

ダイモンは、木曜日にCNNとのインタビューで、「私たちは、人々が融資を少し減らし、少し減らし、少し引いているのを見ています」と述べた。業界内の混乱が必ずしも不況を呼び起こすとは限らないが、「不況である」と彼は語った。

ダイモンの発言は、今週、危機はまだ終わっておらず、何年も続くだろうとの発言に続くものである。同銀行員は、火曜日に株主に宛てた年次書簡の中で、今回の事態は 「市場の予想を大きく変え、債券価格は劇的に回復し、株式市場は下落し、市場の景気後退の確率は高まった」と述べている。

彼によると、最近の危機は、「市場に多くの動揺を引き起こし、銀行や他の貸し手がより保守的になるにつれて、金融条件の引き締めを明らかに引き起こすだろう」という。

3月上旬、大規模な預金流出により、シリコンバレー銀行とシグネチャー・バンクは数日で破綻した。3番目の金融機関であるファースト・リパブリックは、結局、JPモルガンを含むウォール街のトップ銀行から、預金という形で300億ドルの救済を受けることになった。ファーストリパブリックが次の米銀の破綻につながるのではないかという投資家の不安の中で、大手金融機関は救済に乗り出した。クレディ・スイスはすぐに経営難に陥り、最終的に同国の中央銀行が仲介した急ごしらえの取引で、ライバルのUBSに買収された。

JPモルガンのCEOはまた、金融セクターの規制強化を求め、政策立案者は金融サービスの一部をノンバンクやいわゆるシャドーバンクに押し付ける可能性にもっと注意を払うべきだと主張している。

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