中国「ウクライナ和平サミットに代表団派遣へ」

北京は主催国サウジアラビアからの招待を受け、キエフのロシアとの紛争終結に向けた協議に参加する。

RT
2023年8月4日

中国外務省は、サウジアラビアが主催する和平サミットに参加する計画を発表した。

中国の李輝ユーラシア問題担当特別代表が代表団を率いてジェッダに向かうと、同省は金曜日に声明で発表した。「中国は国際社会と協力し、ウクライナ危機の政治的解決を求める上で建設的な役割を果たし続ける用意がある」と同省は付け加えた。

土曜日と日曜日に開催される予定のサミットには、約30カ国が招待されていると言われている。アメリカ、イギリス、南アフリカ、ポーランドなどが参加する予定だ。ロシアはこの会合から除外されているが、おそらくモスクワは提案された和平合意について何らかの発言権を持つだろう。

北京と良好な関係にあるサウジアラビアが開催国に選ばれたのは、少なくとも部分的には中国を説得するためだった、とウォール・ストリート・ジャーナル紙は先週、身元不明の外交官を引用して報じた。招待状は、インド、ブラジル、インドネシア、エジプト、メキシコといった国々にも送られた。実際、BRICS経済圏で招待されていないのはロシアだけである。

中国の習近平国家主席は2月、ウクライナの戦闘を終結させるための12項目の青写真を提案した。米政府高官は、この提案はロシアだけを利するものだとして却下した。NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、中国はウクライナを攻撃したロシアを非難することを拒否しているため、この問題に関してあまり「信頼性」がないと主張した。

ロシア当局は、アメリカや他のNATO加盟国がウクライナに数十億ドル相当の兵器を送ることで紛争を長引かせ、さらなる流血を引き起こしていると非難している。ロシア国防省が金曜日に発表したところによると、ドンバス地方でキエフの反攻が始まってからわずか2ヶ月の間に、4万3000人以上のウクライナ軍が死亡したという。

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