フォックスコン創業者のテリー・ゴウ「台湾総統選に出馬」-台湾に平和をもたらすことを誓う

億万長者、台湾の「次のウクライナ化」阻止を誓う。

RT
2023年8月28日

フォックスコンの億万長者で、アップル最大のサプライヤーの創業者であるテリー・ゴウは、中国との和平を実現し、台湾が大きな隣国との血なまぐさい紛争の地政学的な手先になるのを防ぐために、台湾総統選に参戦した。

「台湾を次のウクライナにしてはならない。私は台湾の人々に私に4年間を与えてくれるよう懇願する。私は台湾海峡に50年の平和をもたらすことを約束します。」彼は北京との「相互信頼」の基盤を築くことを約束した。

テリー・ゴウは72歳で、1月の台湾総統選挙に4人目の立候補者となった。彼は2019年にフォックスコン会長を退任した後と同様に、主要野党である国民党の推薦を得ることができなかったが、今回は無所属で出馬することを決めた。もし彼が野党勢力をまとめることができなければ、票が分散し、与党・民進党候補のウィリアム・ライ現副総統が簡単に勝利する可能性が出てくる危険性がある。

台湾の主権を主張し、必要であれば武力で台湾を統一すると宣言している中国との戦争を防ぐことができる唯一の候補者として、起業家は自らを位置づけようとしている。2016年に蔡英文が総統に就任して以来、北京との緊張はエスカレートしている。蔡英文はワシントンと緊密な関係を築き、昨年はナンシー・ペロシ下院議長(当時)など米国の政治家の訪問を受け入れて中国の指導者を怒らせた。

「過去7年ほどの民進党の統治下では、国際的には台湾を戦争の危険に導いてきた。国内的には、彼らの政策は間違いだらけだ。」そして、「企業家支配の時代」が始まったと宣言し、「今、手を引かなければ、台湾を没落から救うには遅すぎるだろう」と付け加えた。

豪はフォーブスの推定で72億ドルの資産を持ち、フォックスコンの筆頭株主であり続けている。同社は収益の約70%を中国の工場から得ており、他国への投資を拡大することで地理的な多様化を図っている。

蔡英文総統は、ウクライナに対する自国政府の支援をアピールし、旧ソビエト共和国に対するロシアの軍事攻勢を「我々全員への警鐘」と呼んだ。

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