「ロシア上空で大量の無人機群を迎撃」-露国防省

複数の無人航空機が夜間にロシアの複数の地域を標的とした。

RT
9 Mar, 2024 05:30

ロシア軍が一晩のうちにウクライナの固定翼無人機47機を迎撃したと、国防省が土曜日の朝に発表した。地元当局によれば、死者は出ていない。

同省によると、無人機はベルゴロド州上空で1機、クルスク州上空で2機、ボルゴグラード州上空で3機、ロストフ州上空で41機が撃墜された。

ロストフ州のヴァシリー・ゴルベフ知事はテレグラムで、地元の防空部隊が大規模な攻撃を撃退したと書いた。数機の無人機がモロゾフスク市に接近中に破壊された。また、タガンログ市への砲撃による死者は出ていないと付け加えた。地上の瓦礫を撤去していた非常事態省の職員1名が負傷し入院したが、命に別状はないという。

クルスク州のロマン・スタロヴォイト知事はソーシャルメディアを使って、墜落したウクライナの無人機の破片が同州の主要都市クルスクにある病院の屋根を傷つけたと報告した。死傷者は出ていない。スタロヴォイト知事によると、爆発の危険性があるため、隣接する建物の集中治療室の患者は市内の他の医療機関に避難させられたという。

ヴォロネジ州のアレクサンデル・グセフ知事は、同州上空で無人機3機が破壊されたことを確認した。さらなる攻撃の脅威は残っているという。

ヴォルゴグラードを除くすべての地域はウクライナと国境を接しており、キエフ軍によって定期的に攻撃されている。

木曜日に国防省は、ロシア軍がウクライナの固定翼ドローン6機による攻撃を阻止したと報告した。トゥーラ州はウクライナ国境から200kmほど離れたロシア国内奥地に位置し、ロシアの首都を囲むモスクワ州に隣接している。

水曜日に、ウクライナの無人機が国境から100kmほど離れたクルスク州の燃料貯蔵庫に衝突し、火災を引き起こしたと知事は報告した。また、別のドローンは鉱石精製所が使用する燃料・潤滑油貯蔵施設に墜落した。

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