アメリカのインフレ「ファーストフードが『贅沢品』に」


Mary Manley
Sputnik International
28.05.2024

調査によると、アメリカ人の4人に3人は通常週に1度はファーストフードを食べるが、62%はその「贅沢」なコストのためにファーストフードを食べる頻度を減らしていると答えている。

アメリカの消費者の約78%が、ファストフードは「贅沢品」だと考えている。調査対象者の半数は、経済的に苦しいので高すぎると答えており、その内訳は、収入が30,000ドル以下という人が71%、小さな子供を持つ親が58%、ジェネレーションZ(11歳から26歳までの世代)に属する人が58%であった。

高所得者(年収10万ドル以上の人の52%)は、ファーストフードを食べる回数も減らしている。

調査を受けたアメリカ人から見ると、75%がファストフードは家で食べるより安価であるべきだと考えている。また、調査対象となったアメリカ人のほぼ半数(46%)が、ファストフード店での食事は地元のレストランと同程度の値段だと答えており、22%はファストフードの方が実際には高いと回答している。

今年3月に発表された記事によると、ファストフードの価格は過去10年間で急騰し、全米のインフレ率のほぼ2倍になっている。アメリカ人が好きなファーストフード店のインフレ率は以下の通りだ: マクドナルドは100%、ポパイズは86%、タコベルは81%、チポトレは75%、スターバックスは39%上昇した。

2014年、マクドナルドのチーズ入りクォーターパウンダーは5.39ドルだったが、2024年には11.99ドルに値上がり。マクドナルドのミディアムポテトは2014年に1.59ドルだったが、2024年には3.79ドルに急騰。そして、マクドナルドの商品でおそらく最大の上昇率は、2014年にわずか1ドルだったマックチキンサンドイッチで、2024年には2.99ドルに急騰した。

高騰は、ドライブスルーで食事をする人にも影響を及ぼしている: ウェンディーズが、混雑する時間帯にテクノロジーを使って商品を高騰させる計画を発表し、メディアを賑わせた。

顧客をドライブスルーに呼び戻そうと、6月に5ドルのコンボミールを提供する予定のマクドナルドを含め、いくつかのファーストフードチェーンは期間限定のキャンペーンを行う。

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